お詫びとご報告
- 弊社は先般、厚生労働省大分労働局から、令和2年4月より申請しておりました雇用調整助成金(以下、「助成金」と言います)について、不正受給に該当するとの指摘を受けました。当局の厳正な調査に基づき再確認しましたところ、この度、実際の労働実態とは異なる申請が行われていたことが発覚致しました。
結果として、雇用を守る社会的支援である助成金における不正行為となりましたことについて、皆様には多大なるご迷惑をお掛けし心より深くお詫び申し上げます。
今回、令和2年2月以降の新型コロナウィルス感染症に伴う緊急事態宣言、並びにまん延防止等重点措置の発令等により、会社の存続が危機的状況に陥った事を受け令和2年4月より助成金申請の手続きを行う経緯に至りました。観光関連事業が主軸である弊社の売上は、令和元年の4月に比べ約93%減少し、それ以降の売上減少幅も大きく、配送業務も激減したことから、雇用を守るに厳しい局面を迎えた事実に基づき、社員を休ませるなどの対策を講じて参りました。しかし、社員の実労働とシフト表の記録に乖離のあった部分があり、正しく確認されないままに申請を行ったことが重大な本件事態に至った原因となった所でございます。
当局の指示に従い、すでに受給額の全額返還と違約金、延滞金の納付を完了致しましたが、弊社は今般の事態を真摯に重く受け止め、社内コンプライアンス体制の再整備等再発防止の構築に誠心誠意努めて参る所存でございます。皆様に多大なるご迷惑をお掛けしましたことを改めて心より深くお詫び申し上げます。
宝物産株式会社
代表取締役 河越祐人